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劇団四季「キャッツ」

2018年8月30日

大井町のキャッツシアターで観ました。

これから述べることはたいへんネガティブなことですので、ファンの中には気を悪くされる方もおられるかもしれませんが、正直に書きます。

観ている間、つまらなくてどうしようもありませんでした。その理由はストーリーの詳細がわからなかったからです。

要するに野良猫の中から天上に登る猫が選ばれるという内容でしたが、劇を観たただけではなぜグリザベラが選ばれたのかがまったくわからなかったのです。「メモリー」の中に歌われているじゃないか、という人もいますが、歌詞は聞き取れたにもかかわらず、理解できませんでした。

そのほかもいろいろな猫のことが出てきましたが、どれも内容がわかりませんでしたので面白みがありませんでした。

結局このミュージカルに明確なストーリーは存在せず、24匹全部が主人公のようなのです。エリオットの詩からテキトーに物語を作り出したためでしょう。

この作品の良さは、私には今後も理解できないかもしれません。周りの観客がとても盛り上がっていたのでたいへん悩んでしまいました。

マジすかの Lost in the SuperMarket のほうが百万倍面白かったです。円盤も出ています

芸術作品というものは、予備知識のない者でも、初心者でも、ある程度は理解できるように作るのがマナーであると私は考えています。

追記:
「ミュージカル Cats はなぜわかりにくいのか?」という福岡大学の先生の論文が見つかりました。 こちらです


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