20年ぶりにAT車からMT車に乗り換えた。購入4日目に茨城県内200kmを走ってきたのでおもにシフト操作についての感想を書く。車種は FIT RS である。
平地であればアクセルを踏まなくてもクラッチを繋ぐだけで走り出す。これは便利である。今の車は皆こうなのだろうか? ただし最初から大きな加速が必要なときはアクセルを踏む。まあ、そんな場面は一般道走行ではあまりないが。
あとは普通にシフトアップしていけば良い。燃費を考えた場合、40km/hなら4速、60km/hなら5速で定速走行。60km/以上なら6速でもいけるが上り坂や加速が必要な場合はシフトダウンしなければならない。4〜6速のギア比の違いは小さいとも言えるし大きいとも言える。場面による。
買って3日間はエンストがなかった。しかし今回は1日で5回もエンストした。最初の3日間は自宅と職場の往復であったので、どこでどういう操作が必要かは前もってわかっていた。しかし走ったことがない場所では事情が違う。最初のエンストは那珂湊市内の車がやっとすれ違えるような細い道で起きた。見通しが悪いカーブでいきなり対向車が出てきて、2速でクラッチを踏まないまま停車してしまった。これが最初のエンスト。その後も予想外のことが起こって停止する場合にエンストが起きた。余裕がなくなってAT車の運転癖が出てしまったのである。
それを理解したらクラッチを意識して停止することができるようになり、エンストは減った。まだ完全には撲滅されたわけではないが。
私がMT車に戻ったのはAT車の運転のしにくさを日頃から感じていたからである。自分の思い通りに車やエンジンを動かせないということがある。たとえば下り坂に駐車して、あと5cmだけバックして停め直したいと思ったときなど、AT車では難しいのである。また、エンジンの回転数を思い通りに調節できない点もある。
これはアマチュア無線の電信による交信で、エレキーよりも縦ぶれ電験のほうが通信内容のニュアンスを伝えやすい点にも似ているかも知れない(無線がわかる人向けのネタです)。