東京JAZZはNHKや代々木公園でさまざまなイベントが行われるお祭りです。今回は9月1日夜のNHKホールに行ってきました。
ミュージシャンはスナーキー・パピーとチック・コリア・エレクトリック・バンドの2組です。最初9人組のスナーキー・パピーが演奏を行いましたが、こちらは興味がなかったのでぼーっと聴いているだけでした。
開始から2時間近く経ってやっとチック・コリアです。
チックももう78歳ですし、私の期待はむしろデイブ・ウェックルのほうでした。私と同年齢です(学年は私がひとつ下)。
ところが演奏が始まってみると全員がものすごいプレイを連発しました。
「Silver Temple」についてはチックが「ギンカクジ」と紹介していました。
みんなとんでもない速弾き。まあ、ジャズはライブのほうがウルトラテクニックが連発される事が多いですが、チックがこれほどノリノリに演奏するとは想像もしていませんでした。アンコール曲ではポータブルキーボードを持って実に楽しそうでした。
ミュージシャンは流石に80歳を過ぎると衰えが隠せません。70代は大丈夫なことが多いのですが。
私の記憶にあるのはオスカー・ピーターソンで、脳梗塞のあとはガクッと弾けなくなっていました。しかしチックはあと20年は大丈夫そうな気がします。
とてもいい演奏を楽しむことができました。やはりジャズは素晴らしいです。