千葉県酪農のさとは戦国時代に里見家が軍馬を作るために開設した嶺岡牧場を引き継いだものです。もともと房総地区は畜産に適していることを三里塚御料牧場記念館で聞いていました。
場所は国道410号線沿いで、山の中にあります。きょうは連休ということもありますが、かなり道路は混んでいました。おそらく新型コロナウィルス騒ぎの影響で、地方に観光に行きたがる人が多いのでしょう。しかしこの施設は駐車場が満杯になることもなく、落ち着いて見ることができました。
この施設はもともとは乳牛の研究所のついでに作られたものなので、建物の中にある展示は豊富とは言えませんでしたが、一通りの知識を学ぶことはできました。そのあとヤギの牧場を見ました。
千葉県酪農のさと
〒299-2507
千葉県南房総市大井686
さて、そのあと一宮町の玉前神社に行きました。ここは上総国の一宮です。
上総国の範囲は時代によっても違いますが、現在で言えば概ね以下のようです。意外に広いのです。
玉前神社は上総一ノ宮の駅から600mぐらい。旧市街から割と近いところにありますが、周囲は静かです。厳かな雰囲気です。
本殿は美しいブラックフェイスでバランスの取れた外観です。なんとなく現代西洋的な感じもします。
「君が代」に出てくる「さざれ石」だそうです。なかなかおもしろい形です。
神社には参拝客がかなりいました。しかしコンパクトな場所ですので実際の人数はそれほど多くないはずです。けっこう穴場的な観光地と思います。
近くに一宮城の城跡がありますが、一宮は江戸時代は長く他半の飛び地で、江戸後期になってやっと殿様が来たそうです。
上総国 一之宮 玉前神社
〒299-4301
千葉県長生郡一宮町一宮3048