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福島の一宮

2020年2月24日

福島県棚倉町にはふたつの一宮があります。

まずは都々古別神社つつこわけじんじゃ八槻やつき都々古別神社ともいいます)。奥州一宮とされています。奥州とは現在の秋田県を除く東北地方のことです。9世紀には存在したとされています。

関東地方の一宮はどれもリフォームがされ見た目はきれいになっていますが、ここはあまり手を加えられていないようです。それだけに、神社のもともとの雰囲気が伝わってきます。

〒963-5672 福島県東白川郡棚倉町大字八槻大宮224


次は都都古和氣神社つつこわけじんじゃです。馬場都々古別神社ともいいます。こちらも同年代のものです。陸奥国一宮です。奥州と陸奥の違いがよくわかりませんが、同じと考えて差し支えないようです。

こちらも余計な手直しがなく、昔の原型をとどめているように思われます。また森の中の神社という趣で、落ち着いた雰囲気でした。まあ、神社というのはたいていは木が林立する中にあるのですが、ここは本当に山の中という雰囲気でした。

ナビをセットして行ったのですが、駐車場がわからず、敷地の北側の細い道を入っていったら森のなかに駐車可能なスペースがありました。ここから行くと本殿が直ぐなのですが、実は車を停めるところは南側の階段の下の方にあったようです。そちらから階段を上がっていったほうがいくつも鳥居をくぐることができて楽しめます。

個々の感想を書いたサイトを見ると、御朱印を貰う場合、かなり話を聞かされて待たされるという記述がありました。私は御朱印はもらわないのでわかりませんが。また、時間がないので帰りますと行ったら神主さんから二度と来るなと言われたという人もいました。一応参考までに。

馬場古墳というものが隣接していますが、どこが古墳なのかはよくわかりませんでした。

このようにふたつの一宮があるわけですが、別にどちらがパクリというわけでもなく、両方本物のようです。この辺の事情はよくわかりません。

〒963-6131福島県東白川郡棚倉町棚倉字馬場39


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