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AKB48におけるチームの違い

2020年10月16日

AKB48はひとつのグループである。グループの中はチームに別れている。宝塚歌劇団の花組とか星組というものと似たようなものと思っていただければ良い。それぞれのチームが劇場公演の単位となっている。

チームは5つある。このチームの違いについてネットを調べてみると色々解説してあるが、気になるのはそれらの情報が2012年、2013年頃の様子をもとにしたものが多いことである。ここでは現代のチームの違いについて書いてみたい。

チームは漫然と分けてあるわけではない。大雑把に言うと以下のようになる。

チームA

Aに人気者を多く配置するという方針は現在でも受け継がれている。いま、一般の人達が知っているようなAKB48初期の有名メンバーはいない。しかし新たなスターとスター候補たちがAには集結している。

すでにスターとなっているのは入山杏奈横山由依向井地美音。入山はメキシコに行っていてたまにテレビに出る程度なので、実際に現場を引っ張っているのは横山と向井地である。

スター候補としては千葉恵里西川怜、そして田口愛佳鈴木くるみのコンビ、さらにチーム8からの小栗有以岡部麟である。宮崎美穂篠崎彩奈加藤玲奈は抜けていったベテランの穴を補完する役割を担っている。穴埋めと呼ぶには豪華すぎるが。

小栗有以はすでにスターではないかという人が多いだろうが、まだ安定したとは言えない。

チームK

かつてから体育会チームと呼ばれていたが今日でもその伝統は失われていない。茂木忍武藤十夢・小麟姉妹横山結衣倉野尾成美が軸である。峯岸みなみはバラエティーと思われがちだがもともとはダンスメンバーだ。「ウッホウッホホ」での下口ひななのパフォーマンスはかつての秋元才加を彷彿とさせる。若手ではダンスバリバリの小林蘭を忘れてはならない。これらをプロ意識の高い込山榛香が牽引する形である。

チームB

もともとは渡辺麻友(卒業)と柏木由紀を擁する王道アイドルチームであり、現在もそれは変わりない。ただしメンバーは大幅に若返っており、柏木を除けば福岡聖菜山邊歩夢久保怜音大盛真歩あたりが中心である。

かつてのBと違うのは、Aからバラエティー班が移籍してきたこと。このためBは王道とバラエティーの2つの顔を持つようになって今日に至る。大家志津香中西智代梨佐々木優佳里、樋渡結依(卒業)などである。大家・中西は柏木との関係が良いのでチーム全体にとってはプラスだ。

チーム4

伝統的に若手育成チームである。最初の大場チーム4がそのような経緯で作られたし、峯岸チーム4ではその性格がさらに鮮明となった。大場4、峯岸4からは多くの名プレイヤーが育った。

現在は村山彩希がキャプテンだが、彼女はAKB48内では最高の指導者であろう。お手本を見せるのはその恋人(?)でエースの岡田奈々。このふたりは言わずと知れた「峯岸チルドレン」だ。将来的には実力者の山内瑞葵浅井七海も指導者として機能する余地がある。石綿星南多田京加などハジけたら面白そうなメンバーも多い。

チーム8

トヨタがスポンサーとなり各都道府県から一人ずつメンバーが選ばれているが、それゆえ統一的な特色を見出すことが難しい。だがひとりひとりを見ると強烈な個性の持ち主が多いことがわかる。

実力のあるメンバーとしてはダンスの横山結衣本田仁美(韓国に貸出中)、歌では小田えりな、アイドルオーラのある坂口渚沙吉川七瀬、バラエティー班の濵咲友菜、人を引きつけるユニークなキャラクターの大西桃香下尾みう立仙愛理、エロキャラで話題になった鈴木優香、チームを引っ張る倉野尾成美岡部麟など多数である。

しかしながら現在A〜4に分散して兼任させている。これは各チームの人数不足もあるが、チーム8としてまとまった活動するのが難しいからだろう。地方在住のままの者もいるわけだから。何らかの方法でもう少しチーム8としての魅力を示す方法が必要なのではないか。トヨタとの絡みもライトなファンには何をやっているのかよくわからない部分がある。


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