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MRT暴走問題の解決

2020年10月30日

2020年10月20日、/System/Library/CoreServices/MRT.appが自動更新された結果、CPU負荷が100〜200%を常に示すようになり、問題と考えた。私のEl Capitanで起こった。

解決策としてTime Machineを使ってもとに戻したが、ファイルの性質から単純に旧バージョンで戻せばよいわけではないことがわかった。その手順を示す。

  1. commandとRを押し続けてリカバリーモードで立ち上げる。
  2. ユーティリティーメニューからターミナルを立ち上げる。
    # csrutil disable
    と入力。csrutilとはシステムの統合的な保護の有効・無効を切り替えるコマンドである。
  3. 再起動する。
    # reboot
  4. Time Machineに入って
    /System/Library/CoreServices/MRT.app
    を2020年10月20日より前のものに置き換える。
    MRTのある場所
  5. しかしこのままだと勝手にMRT.appが新しいものに更新されてしまうので、システム環境設定のApp Storeにてシステムデータファイルとセキュリティアップデートをインストールするのチェックを外しておく。
    システム環境設定のApp Store画面
  6. ふたたびリカバリーモードで再起動し、ターミナルを立ち上げて
    # csrutil enable
    # reboot として完了である。

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