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チバニアンの地層

2021年1月3日

チバニアンとは、地質時代の区分の一つで、今から78万1千年前から12万6千年前までのことです。この名称は2020年の1月に決まったばかりです。そのチバニアンを地層で観察できる場所が市原市田淵にあります。

上総牛久から県道81号線を南下して田淵に入ると、道の右側にチバニアンの表示があります。そこの小さい交差点で右折し、細い道を入っていくとチバニアンビジターセンターがあります。駐車場も完備しています。ここにパンフレットが置いてありますので、必ずもらいましょう。

そこから簡易な作りのスチール階段を下り、急な坂道を降りていくと、養老川に出ます。表示がありますので地層の場所まで行くのは容易です。

ただし、川面と陸地の高低差はほとんどないので、濡れても良い靴で行く必要があります。

この先に見える崖がそうです。

しかし、ただ地層だけを肉眼で見てもどれがそうなのかよくわかりません。パンフレットと見比べると良いでしょう。

現時点で、パンフレットを市原市のホームページで見ることができます。また、周辺の観光ガイドを市原市観光協会のページから見ることができます。いずれもPDFファイルで、ページの下の方にリンクがあります。

地磁気が逆転する現象は地球誕生以来かなりの回数で起こっています。現在の地球は北極がS極、南極がN極という大きな磁石になっているわけですが、その極性が入れ替わる現象があるわけです。地球がなぜ磁気をもっているのか、そして極性がなぜ逆転するのかは、有力な仮説はあっても完全には解明されていないようです。「荷電粒子が回転運動をすると磁界が生じる」ことは自明のことですが、それを当てはめて簡単に理解できるほど単純なメカニズムではないらしいのです。


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