こんな夢を見ました。
朝起きて家の階段の下を見ると知らない若い女の子がいて何かもぞもぞとやっていた。声をかけるとSKE48の清司麗菜と名乗った。態度がおかしいのでよく見ると、鈍感な部分と敏感な部分が混じっている(注1)ようだ。暴れたりはしていないがどう見てもこれは統合失調症の初発症状のようだ。私はこれから仕事に行かなければならないのに困ったことになった。
妻にこのことを伝えたら さてどうしようか。県庁の精神科救急に連絡(注2)をするか、あるいは警察を呼ぶか、あるいは名古屋のSKE48の事務所に連絡するか。とにかく困ったことになった。一番いいのはSKE48の事務所であろうが、また朝なのでやっていないだろう。そうこうしてるうちに女の子は私の娘のベットに勝手に入り込んでいた。確かに清司麗菜と言う子がいたか確認するため近くの店で本を探してみた。 そうこうしてるうちに目が覚めた。 |
(注1)
統合失調症の患者さんの様子を言い表すとき、このような表現を使う専門家がいます。
(注2)
私が住んでいる地域では、精神科における救急医療は県庁の出先機関が司っています。
夢というのは内容が荒唐無稽なものが多いものですが、そういう点では典型的なものでしょう。
メンバーが出てくる夢というのはたまにありますが、だいたいはよく知っているメンバーです。清司麗菜さんに興味を持ったことがあったかな?と考えてみましたが、おそらくありません。
このことで思い出しました。これは現実の話なのですが、私が研修医のとき、大学病院の外来にある患者さんがやってきました。その人は
「自分は他人の家の床下に住んでいるのだが、そこの人が私を追い出そうとする。自分は正常な判断としてその家の床下に住んでいるので、正常であるという診断書を書いてほしい」
と訴えました。
ホームレスという印象でもなく、いっけん普通の人のように見えました。しかし理論の組み立て方が明らかに変です。 しかしそこには触れず、私は答えました。
「診断書というのは病気であることを診断するためのものであって、正常であるという診断書は原則として書けないのです。あなたの期待に添えず申し訳ありません。そこの家の人ともう一度話し合うか、市の困りごと相談などを利用してみてはどうでしょうか」
もちろん納得はされませんでしたが、患者さんは帰っていかれました。