長いタイトルになってしまいました。今回、第21回アジア獣医師会連合大会(FAVA大会)に出席するために福岡に行ってきました。医師である私がなぜこの学会に出席したかというと、飼っている老猫の腎機能が低下しているのでそれについての知見を得たいという目的たあったからです。
獣医師は農業技術者であり、医師は保健福祉技術者です。基本的には異なる分野の仕事なのです。しかし現在、人と動物の健康はひとつであるという「ワンヘルス」の概念が提唱されており、医師と獣医師はもっと協力し合う必要があるという運動が行われています。そういうこともあって、この学会の場合、医師は獣医師扱いでの参加が可能なのです。
全日空251便で出発。今日の福岡空港へ着陸は海側からでした。
ホテルのチェックインにはまだ時間があるので、福岡アジア美術館でやっていたゴールデンカムイ展を見に行きました。私は以前この漫画を偶然手にして「異常犯罪者ばかり出てくる」と思ったものです。しかし作者の力量に圧倒されて、強い印象が残りました。
今回は原画を中心に、物語の舞台となった当時の北海道の生活用品なども展示されていました。原画は流石に迫力があり、また作者の時代考証も正確なものであるとの説明がありました。
料金は一般1800円でちょっと高いなと思いました。しかし展示の量がものすごく多く、十分に満足できるものでした。
ホテルは那珂川が見える、泊まり慣れた場所です。これはレストランからの朝の風景です。
学会の会場までは無料のシャトルバスが出ています。乗車して高速に入り、20分で到着です。写真は会場のあるヒルトン福岡シーホークを西側から見たものです。
会場の入口にある立て札です。
開会式から出席しました。獣医師会の偉いかたがた(外国の先生も含む)の挨拶があり、前日本医師会長・福岡県知事・福岡市長などもマイクの前に立ちました。ふと舞台の下手を見ると、奇妙なキャラクターがいました。「ワンヘルス坊や」です。
いろいろな講演や発表を聞きましたが、あいまに企業の展示会場に入ってみました。たくさんのブースがありましたが、JRAだけは暇そうで、グリーンチャンネルの競馬番組を流していました。獣医師に対して何かを必死に売らなければならないというわけではないので、これはこれでいいのです。
お昼はいったん町の中にもどって食事をし、バスで戻りました。今回は一般のバスに乗りましたが、車窓から福岡国際センターが見えました。2日後から大相撲が始まる場所です。
午後も学会の発表を聴いてから、E・ZO FUKUOKAに向かいました。目と鼻の先です。ドームの前にあった看板がこれ。ちょうど移動動物園をやっているのです。私は入りませんでしたが。
少し時間を潰すため歩いていたら、明日はドームで桑田佳祐のツアーがあることを知りました。
で、今日は18:30からSTU48出張公演「瀬戸内PR部隊 Season2」を観ました。メンバーは以下のとおりでした。
石田千穂は休演となってしまいましたが、素晴らしい公演でした。STU48を劇場で観るのは初めてですが、パフォーマンスレベルの高さを実感しました。HKT48の曲は「最高かよ」「大人列車」をやってくれました。写真はまさかの明太子ポーズでした。
学会の一日目を終わって宿に戻りました。学会で福岡の観光パンフレットをいくつかもらったのですが、その中に見覚えのある顔が。
しかも彼女の両親が経営する「磯太郎」もしっかりと紹介されていました。
11月12日です。最初にお土産を買っておこうと思って天神に行きました。明治通りから歩いていくとここは再開発の真っ只中。いわゆる天神ビッグバンです。渡辺通りの北東側に当たります(地元の人はどういう呼び方をするか知りませんが。要は天神コアなどがあった場所です)。このためパルコやソラリアステージが丸見えです。
学会のほうは午後から最も聴きたい講演がありました。その一つが竹中雅彦先生によるCKD(慢性腎臓病)猫におけるベラプロストの治療効果に関するものです。
猫はもともと砂漠に住んでいた動物で、少ない水で生きていけるような構造・機能をもっています。その問題点のひとつが腎臓を酷使してしまい、CKDが必発となることです。CKDが解決できれば猫の寿命は30年ぐらいに伸びると主張する専門家もいるのです。今回の発表ではベラプロストが安全で効果があるということでした。ベラプロストは人間では慢性動脈閉塞症や肺高血圧症の治療に使われる薬剤です。猫のCKD研究はいろいろなものが行われています。このような研究結果は人間に対しても役に立つものと思います。
夜は「かずちゃん」に飲みに行き、帰りに紅葉八幡宮に寄ってみました。早良総鎮守であり、紅葉の名所としても知られています。
藤崎駅から天神へ帰りました。「藤崎」駅はこの福岡市地下鉄と、五能線にあります(青森県藤崎町)。
11月13日、最終日です。学会会場の近く、九州医療センター隣の地行中央公園では農林水産まつりが行われていました。
そしてお昼からはいよいよHKT48の劇場公演に参加です。ここでHKT48の公演を観るのは初めてです。
まずはひまわり組「パジャマドライブ」公演です。メンバーは以下のとおり。
どの世代も偏りなく入っているという印象です。私の1推しの渕上舞さんと2推しの伊藤優絵瑠さんがいるのが嬉しいことです。このふたりは夜公演にも参加しています。
伊藤優絵瑠さんは「パジャマドライブ」のセンター。つまり、この公演のセンターということになります。もう「カッコいい」という以外の言葉が思い浮かびません。
渕上舞さんは「純情主義」のセンター。こちらもカッコ良さでは負けていません。
さやまるもゆうなちゃんもセクシーでした。大人っぽくなりましたね。
この公演ではMCがものすごく面白くでファンはおおいに盛り上がっていました。さっしーの教えが完璧に受け継がれていると確信できた公演でした。
夜公演はチームH「RESET」公演 秋吉優花 生誕祭です。私は「RESET」公演が大好きで、秋葉原で込Kの公演を何度も見てきましたが、HKT48のものをぜひとも観たかったのです。なおこの公演のセンターは田中美久さんです。
半数が助っ人です。(*)は昼も参加していたメンバーです。
伊藤優絵瑠さんは「制服レジスタンス」のセンターで、これまたクールなパフォーマンスを見せてくれました。
一方渕上舞さんは「逆転王子様」。実はこれが観たかったのです。「恥ずかしいからとかじゃない〜」の部分のくねくねダンスは舞ちゃんでなければできない個性あふれる振りです。ここだけはAKB48のどのメンバーよりも舞ちゃんのものが上質です。
MCでは2期生3人と市村愛里さんのが最高でした。神奈川3人娘(いまは4人)は皆MCが上手ですが、特にあいちーは5期生では最高のトーク名人と言えるでしょう。りこぴと堂々と張り合うのですからたいしたものです。
本編最後は名曲「ジグソーパズル48」です。私はこの曲が好き過ぎて、YouTubeにコピーをアップしています。HKT48で聴けたのもまた感激でした。
アンコール後に生誕祭が行われましたが、飛行機に間に合わないと思い、お見送りは参加せずに会場を出ました。生誕祭の場合どうしても時間が伸びる傾向があるためです。しかし急いで福岡空港に着いてみたら、お見送りに参加する時間はあったようでした。惜しいことをしたと思いましたが、ぎりぎりになってしまう恐れもありましたから、まあ仕方ないかと諦めました。
今回はあまり観光地巡りはしませんでしたが、学会参加に加えて3公演も観ることができたので充実した旅となりました。年が明けたらまた福岡に来たいと思います。