2024年6月20日から23日まで日本精神神経学会学術総会に出席した。24日は予定がなかったのでヴェルサイユリゾートファームとビッグレッドファーム明和に行ってきた。目的はオジュウチョウサンとゴールドシップを見るためである。
24日朝9:30、千歳からレンタカーでヴェルサイユリゾートファームに向かった。カーナビに従って高速道路に入ったが、料金所がないまま一般道に降りた。ここ日高自動車はほとんどの部分が無料なのである。
午前中に到着。入り口が分かりにくかったが、入っていったら駐車場があった。事務所の場所を近くにいたお客さんに訪ねるとカフェの中だという。よくYouTubeに出てくる場所だが、オジュウチョウサンがいる区画に接している建物である。
記帳をしてオジュウチョウサンを見に行く。彼は見学客に関心がなさそうで、遠くにいた。しばらく時間が経つと近くに来てくれたので動画を撮影した。しかし彼が私のほうを見ることはなかった。一昨年まで障害で活躍していた馬でもあり、体つきは流石にしっかりしているように見えた。
次にタニノギムレットを見た。言わずと知れた破壊神である。もう25歳の老馬である。彼も近くには来てくれない。マイペースで草を食べていた。
人懐っこかったのはスイーズドリームスである。ディープインパクトの仔。私が近づくと寄ってきてくれた。すくなくとも敵意があるようには見えない。
馬房に入ってみた。
誰もいない、と思ったら犬がいた。私が建物から出ると一匹が外に出てきた。
タニノギムレットのパネルがあった。ここにおいてある木材の破片はギム爺が壊したものであろうか?
昼前にヴェルサイユリゾートファームを出発。海沿いの国道をしばらく走ると新冠の街の手前に大きな右カーブがあり、そこにある交差点を左折する。ここからはサラブレッド銀座となり、道の両側には競走馬の牧場が広がっていた。
12時をちょっと前にビッグレッドファーム明和に到着したが、見学できるのは13:30からである。そこですぐ近くにあるハイセイコーの墓を見に行った。
行って驚いた。そこにあるのはハイセイコーの墓だけではなかった。こんな感じで墓碑が並んでいるのである。一番奥は馬頭観世音の碑である。
ウインザーノット。函館記念の優勝馬。1985年ジャパンカップでシンボリルドルフと走っていたので知っていた。しんがりだったが。
サンサン。凱旋門賞とある。上記のウインザーノットのお母さん。
メイワキミコ。スプリンターズステークスの勝馬である。
リキウェーブ。「幻の桜花賞馬」とあるが調べてもあまり情報が出てこない。5戦3勝と書いている人がいた(netkeibaの掲示板)。早々に引退したのだろうか。
ファーザーズイメージ。米国から輸入された種牡馬。子どもにハワイアンイメージがいる。
で、こちらがそのハワイアンイメージ。
メイワパッサー。最初文字を解読できなかった。1975.4.10~1999.11.13。父:Buckpasser、母:バンバレラ。
プロメイド。現在は行われていないカブトヤマ記念の優勝馬である。マルゼンスキーの仔。
シーバードパーク。京王杯スプリングや関屋記念を勝っている。1980年の安田記念は7着だった。
まだ時間があったので昼食でも食べようかと思ったのだが、ここまで来る途中で飲食店はおろかコンビニもなかった。カーナビで探せばあるだろうと思ったのだが、なんと、一番近いコンビニまで「46km」と出ている。まさかそんなことはあるまいと思ったがどうしようもない。10kmほど戻って左折すれば新冠の市街地があるはずだ。そこまで車を走らせた。無事お店はあって昼食を確保できた。
サラブレッド銀座の途中に優駿メモリアルパークがある。時間があれば見たいところだったが先を急いだ。
ビッグレットファーム明和に到着。13:30まで駐車場で待っているとほかの見学客たちがぞろぞろ車から降りてきた。建物の入口で記帳し、見学ルートを歩き始めた。広い。まるで大規模なゴルフ場のようだ。
かなり歩いて最初に会えるのがゴールドシップである。すぐ近くで写真を撮れる場所にいたがヒトには興味を示しているようには見えない。写真をアップすることは禁止されているのでここには載せられない。みんな口々に「大人しいねえ」と感心していたが、嫌なことをされなければ問題ないのだろう。普通に大人しい芦毛馬、という感じだった。
まだほかにもたくさんの馬はいるのだが、私はゴルシに会えれば十分だったので新千歳空港まで引き返した。
今回初めて日高地方を訪れたわけだが、次回来るときは十分時間を取りたい。学会終了後に空いた1日を利用したのみだったので、見られる場所はごく限られた部分になってしまい心残りであった。