フリーのかな漢字変換システムの中でもっとも賢いといわれている Anthy を FreeBSD 5.4 にインストールした.フロントエンドプロセッサ SCIM と組み合わせた.
ports から行った.
# cd /usr/ports/japanese/scim-anthy
# make install clean
# cd /usr/ports/japanese/anthy
# make install clean
~/.xinitrc において,exec gnome-session や exec wmaker がある行(つまり最後の行)よりも前に,以下を挿入する.
export XMODIFIERS=@im=SCIM export GTK_IM_MODULE=scim echo '*inputMethod: SCIM' | xrdb -merge scim -d &
Ctrl + Space で ON/OFF ができる.ON になるとステータスウィンドウが出る.
Anthy の文字を右クリックして「SCIM設定」を選択すると,GUIの設定ユーティリティーが現れる.ここで設定できる.
この文書は Anthy を利用して書いた.さすがに商用のものには劣るが,Canna よりはるかに使い勝手が良く,充分実用になるものである.ストレスもあまり感じない.フリーでこのようなすばらしいシステムが存在することはまことに驚きである.