ログローテーション（newsyslog）

FreeBSDにおけるログのローテーションは，/usr/sbin/newsyslog が行う．設定ファイルは /etc/newsyslog.conf である．一例を示すと，以下のようになっている．

# logfilename          [owner:group]    mode count size when  flags [/pid_file] 
[sig_num]
/var/log/all.log                        600  7     *    @T00  J
/var/log/amd.log                        644  7     100  *     J
/var/log/auth.log                       600  7     100  *     J
/var/log/console.log                    600  5     100  *     J
/var/log/cron                           600  3     100  *     J
/var/log/daily.log                      640  7     *    @T00  JN
/var/log/debug.log                      600  7     100  *     J
/var/log/kerberos.log                   600  7     100  *     J
/var/log/lpd-errs                       644  7     100  *     J
/var/log/maillog                        640  7     *    @T00  J
/var/log/messages                       644  5     100  *     J
/var/log/monthly.log                    640  12    *    $M1D0 JN
/var/log/pflog                          600  3     100  *     JB    /var/run/pflogd.pid
/var/log/ppp.log        root:network    640  3     100  *     J
/var/log/security                       600  10    100  *     J
/var/log/sendmail.st                    640  10    *    168   B
/var/log/slip.log       root:network    640  3     100  *     J
/var/log/weekly.log                     640  5     1    $W6D0 JN
/var/log/wtmp                           644  3     *    @01T05 B
/var/log/xferlog                        600  7     100  *     J  

フィールドの意味と設定方法

• 第1フィールド
  • 対象のログファイル．
• 第2フィールド
  • ログファイルのオーナーとグループ．
• 第3フィールド
  • ログファイルのモード（パーミッション）．
• 第4フィールド
  • 保存するログファイルの数
    • この数を超えたら古いものが削除される．
• 第5フィールド
  • ここで指定するサイズを超えたらログファイルを切り出す．
    • 単位はkbyte.ここに * を指定すると，無効となる（第6フィールドによって指定する場合）．
• 第6フィールド
  • ここで指定するタイミングになったらログを切り出す．
    1. 時刻で指定する場合
       • 書式： @[[[[[cc]yy]mm]dd][T[hh[mm[ss]]]]]　（制限付きISO8601形式）
         • cc：西暦上2桁
         • yy：西暦下2桁
         • mm：月
         • dd：日
         • hh：時
         • mm：分
         • ss：秒
       • 例　毎日0時にローテート　@T00
    2. 月ごと・週ごと・日ごとなどを指定する場合
       • 書式： $[Dhh]，$[Ww[Dhh]]，$[Mdd[Dhh]]
         • D：毎日
         • W：毎週
         • M：毎月
         • hh：時間(0〜23)
         • w：曜日(0：日曜日〜6：土曜日)
         • dd：日(1〜31)
         • L：月の最後の日
       • 例1　毎月1日0時　$M1D0
         例2　毎週日曜日0時　$W0D0
    3. 時間（hours）で指定する場合
       • 単に数値を書く．
       • 例　168　（168時間．すなわち1週間ごと）
• 第7フィールド
  • 保存するログファイルの圧縮方法
    • Z：gz圧縮
    • J：bz圧縮
    • B：圧縮なし
• 第8フィールド
  • 該当デーモンのpidファイル．
    例　httpdの場合　/var/run/httpd.pid とする．
• 第9フィールド
  • 該当デーモンに送信するシグナル

newsyslog.conf変更の反映

# newsyslog
とする．

httpdのログローテーションについて

FreeBSD 5.3 で Apache 2.1 をご覧ください．