以前より自宅内のファイルサーバーとしてFreeBSD 13.1-RELEASE上でSamba4.13を運用していました。
まずSambaのインストールと設定についておさらいします。
事前準備として日本語表示のためlibiconvを入れます。
# cd /usr/ports/converters/libiconv
# make config-recursive
# make install clean
Samba本体のインストールは以下のいずれかの方法によります。
# cd /usr/ports/net/samba413
# make config-recursive
ここで出てくる設定項目は全部デフォルトで結構です。はじめてインストールするとたくさん出てきて驚きますが。
# make install clean
以上です。もしくは、
# pkg install samba413
です。
最近portsからインストールしたらエラーがぞろぞろ出たのでpkgのほうが楽です。
以下の設定ファイル smb4.conf を /usr/local/etc に置きます。
[global] workgroup = WORKGROUP server string = samba server of USERNAME netbios name = samba server dns proxy = no local master = no os level = no unix charset = UTF-8 dos charset = CP932 hosts allow = 127.0.0.1, 192.168.0. security = user map to guest = Bad User load printers = no log file = /var/log/samba4/log.%m guest ok = no [share] comment = Shared Directories path = /home/share browseable = yes writable = yes [USERNAME] path = /usr/home/USERNAME comment = Volume for USERNAME read only = no guest ok = no create mask = 0700 directory mask = 0700 [HDD] path = /mnt comment = Volume for HDD read only = no guest ok = no create mask = 0700 directory mask = 0700
これは共有スペース、自身のホームディレクトリ、外付けHDDにアクセスできる設定です。
Sambaのユーザー登録をおこないます。
# pdbedit -a -u USERNAME
new password: <- 入力する
retype new password: <- 再入力する
/etc/rc.conf を編集します。以下を付け加えます。
samba_server_enable="YES"
こうしておけば自動的に起動します。
手動で起動・停止・再起動する場合は以下のようにします。
# service samba_server start
# service samba_server stop
# service samba_server restart
設定が正しいかどうかは以下のコマンドを使います。
# testparm
ここからはHDDを増設してSambaがエラーになった話です。
HDDを増設して、1台目のマウントポイントを /mnt/hdd1、2台目を /mnt/hdd2 として、smb4.confを編集してSambaを立ち上げました。 ところが立ち上がっているはずなのに、クライアントから接続できないのです。Macにはこの様になりました。
FreeBSD側のログを調べても、問題なく立ち上がっているようです。
マウントポイントの設定が悪いのかと思い、それぞれ /hdd1、/hdd2 とルート直下に作ってみてもだめでした。どうも、/mnt の1台しか接続できないようなのです。
このあたり、どのような仕様になっているのか私の知識ではわかりませんでした。複数のディスクを共有させたい場合などいくらでもあるはずなので、設定方法もあるはずと予想しますが。