FreeBSD 6.2 でXを使う際の注意

FreeBSD 6.2をインストールする際にXをいっしょに入れた場合，あとで更新したportsからX関連のアプリを入れたりアップグレードしたりする場合，エラーが出ることがある．これはXのバージョンの違いによる．

この現象を防ぐためには，以下のいずれかの方法による．

1. 最初にOSをインストールするときにXは入れないでおき，あとで更新したportsから入れ直す（/usr/ports/x11/xorg から）．
2. xorg関連のパッケージをすべて削除して，更新したportsから入れ直す．
3. 関連manualを読みながらひとつひとつ修正する．

3の手段は面倒なので，1か2をお勧めする．

なお，portsからxorgを入れ直そうとしたとき，下記のようなエラーが出ることがある．

# cd /usr/ports/x11/xorg
# make install clean
===> Installing for xorg-7.3_1
===> xorg-7.3_1 depends on file: /usr/local/lib/dri/r128_dri.so - not found
===> Verifying install for /usr/local/lib/dri/r128_dri.so in /usr/ports/graphics/dri
===> Building for dri-7.0.1,2
Please run 'make realclean' before changing configs
gmake: *** [freebsd-dri-x86] Error 1
*** Error code 2

Stop in /usr/ports/graphics/dri.
*** Error code 1

Stop in /usr/ports/x11/xorg

この場合，指示通り make realclean と打ち込んでも
make: don't know how to make realclean. Stop
となってしまう．
その場合は

# rm -rf /usr/ports/graphics/dri/work

を実行してからふたたび make install を行なうと良い．