うちにはかなり前に作った7/14/21MHzのインバーテッドVアンテナがあります。自宅の平屋根の上です。3組のエレメントが出ています。給電点に第一電波のバランがあり、エレメントの先はクレモナロープが繋がっています。
中央部分の写真です。
7MHzのエレメントはグラスファイバーの釣り竿を使って折り曲げています。
給電点は屋根から4mしかなく、なかなかマッチングが取れませんでした。そのため左右のエレメントの長さを変えて対応していました。7MHzは両エレメントの差は50cm程度あります。また、21/28MHzも同様です。
なお、21/28MHzはエレメントがかなり短くなっています。
本来であればそれぞれのエレメント長は
ですが、実際にはこれの30〜50cm程度短い状態で同調しました。
当初は3つのバンドともSWRはわりと落ちていて実用になったのですが、最近28MHzだけ値が高くなっていたので、あらためて測定してみました。その結果が以下のとおりです。
問題は28MHzです。なぜこのようになってしまったのかわかりませんが、さらなる調整が必要ですので、これから折を見て改善していきたいと思います。
なおこのアンテナはフルサイズなので飛びはまずまずです。21MHzCWでアルゼンチンと繋がったこともありますが、打ち上げ角が高いはずなので基本的にはDX向きとは言えません。
年を取るとアンテナ工事も面倒くさくなります。その点ワイヤーアンテナは気軽に設置できますし、撤去したときのゴミも少なくて済みます。