2025年10月に第一電波工業のダイポールアンテナW-8010を設置しましたが、SWRの変化に対応するためエレメント長の調整をおこないました。
以前の記事では調整によりQRVできる状態になっていました。しかし2026年2月28日の時点で14MHzと21MHzのSWRが大幅に上がってしまいました。アンテナアナライザーCAA-500 Mark2で測定したところ、共振点はどちらも数100kHzのオーダーでバンド下端より下にズレていました。
天候は曇。気温11℃。湿度は約80%です。湿度の影響があるのか、と考えましたが、3.5MHz、7MHz、21MHzはあまり変化がありません。しかしこのままではオンエアできないのでエレメントを短縮しました。14MHz、28MHzをそれぞれ両側5cm、10cm程度短縮しました。また、3.5MHzはもう少しSWRを下げるため5cm程度短縮しました(両側)。その結果は以下のとおりです。
黒が今回調整した結果です。水色の曲線は2025年10月時点のもので、今回悪化した数値のものではありません。
3.5MHzはとくに共振点は下がっていませんでしたが、より良くするためにエレメントを5cmずつ短縮しました。改善が見られています。CWで出るにはじゅうぶんです。
7MHzは調整していないのですが、他のエレメントの影響なのか、少し悪化しています。ただし実用範囲はそんなに変わっていません。
共振点がめちゃくちゃ下がっていた14MHz。実用範囲は広がりました。
調整はしていません。なお曲線が重なってしまうので10月のものは点線としました。
水色の線は10月のもので、今回調整前はバンドじゅうどこを見ても4以上でした。エレメントを切ってCWが実用範囲になるようにしました。もう少し短縮する必要があります。
アンテナの共振周波数は雨のみでなく湿度の上昇によっても下がるようです。それにしても今回14MHzと28MHzは下がりすぎでしたが。低地上高で短縮してある水平系アンテナは水の影響を受けやすいと考えます。今後はまた調整が必要になるでしょう。